絹(シルク)

第9回「絹(シルク)」

絹は蛋の繭から作られる天然の動物繊維です。

染色性が良く、適度な伸縮性や優れた触感を持っています。
体の動きに反応して美しい垂れをつくるので、自然な光沢と相まって優雅に見せます。

着用すれば夏は涼しく冬は暖かで、紀元前から最高級の衣料素材として知られ、「繊維の女王」とも呼ばれます。

絹は紫外線を吸収する性質があるので、着用すれば人の肌を 守ってくれますが、絹自身は紫外線により変色します。
絹の白い服をしばらくしまっておいたら黄色くなった、という現象は、絹の宿命ともいえるものです。

蚕が持つ天然の抗菌カで、絹製品には汗のニオイがつきにくいのですが、汗汚れはその都度落としたいものです。

ところが、絹は摩擦にとても弱いので、家庭洗濯機による水洗いは適していません。

縮や毛玉が発生したり、風合いが弱まったりします。絹製品を着用後は、すぐに水で濡らしたハンカチで軽くたたくなどして汗を取り、クリーニング店へお持ちください。

もし、手洗いするときは、短時間で軽く押し洗いします。
ギュッと押したり、強く振ったり揉んだりは決してしないでくださいね。