防水加工と雲水加工

第7回「防水加工と撥水加工」

防水は「水の浸入を防ぐこと」で撥水は「水を弾くこと」。

混同して使われることが多いようですが、繊維製品の加工としては、厳密に言うと別のものです。

「防水加工」とは、別名「目詰まり加工」とも呼ばれるように、繊維のすき間を埋めるようにゴムやシリコン樹脂などを生地に塗ったもので、水を全く通しません。
ただし、空気・湿気も通さなくなるので、通気性は悪いです。

「撥水加工」は、繊維の表面に、水より著しく表面張力が小さい物質(シリコンやフッ素などの樹脂)をコーティングすることにより生地全体で水を弾くようにしたものです。
繊維同士のすき間は開いたままなので、通気性が保たれ、生地の風合いも変わりません(すき間が開いているので大雨のときなど水が浸透する場合もあります)。

この加工によるメリットで意外と知られていないのが「防汚効果」。
食べこぼしや泥はねが付きにくくなり、例え付いても洗濯時に加工剤と一緒に流れ落ちます。
結婚式や忘新年会に着用予定のスーツやネクタイに試してみられませんか。