サマーウール

第13回「サマーウール」

夏のビジネスシーンに軽装を勧める「クールピズ」が浸透していますが、スーツをきちんと着用するのが相応しい場面というのは少なからずあります。

そんなときの強い味方が「サマーウール」。
文字通り夏用に羊毛を細く撚って織られた薄手の毛織物です。
天然素材ならではの通気性があり、サラリとした肌触りと清涼感があります。

ウールは吸湿・放湿という長所があり、着用者の汗を吸い取ってくれるうえ、水分量が一定を超えると繊維表面のスケールと呼ばれる鱗状の部分から蒸気として放出します。
この時の気化熱により着用者を涼しくさせるので、夏物衣料にも向いているのです。

薄手であっても重量感がある生地は、型崩れしにくく、一日中動き回ってもシワシワ・ヨレヨレにならないというところもメリット。
尚、ウールは水洗いだと繊維へのダメージが大きいので、ドライクリーニングしましよう。
「汗取り洗い」もお勧めです。